ロボアドバイザー 積立nisaとどっちが良い?それとも併用か?解説

資産運用の方法として近年注目されている積立nisa。この積立nisaの他に、最近登場したのがロボアドバイザーによる投資です。どちらも同じようなものとして扱われることがありますが、この違いを決定的に理解している方はあまり多くはありません。

そこでここでは、ロボアドバイザーと積立nisaのそれぞれの違いや特徴、またそれぞれを使い分ける際のポイントについて解説していきます。

早速ですが、ロボアドバイザーと積立nisaの違いを明確にしていきます。

※投資は自己責任です。主観に頼らず、客観的事実に基づいてサービスを利用することを推奨します。

1.ロボアドバイザーと積立nisaの違い

1-1.ロボアドバイザーは「一般的な投資」

ロボアドバイザーはAIやロボット技術によって投資家の代わりに投資先を決定したり、投資家のスタンスやリスク許容範囲に応じそのタイミングで最適な行動をとることによってターンを最大化することを目指します。

収集した情報とAIによる判断を総合し「投資助言」という形で情報提供を行うに留まる助言型のロボアドバイザーと、助言に加えて投資を全て代行してくれるタイプの投資一任型のロボアドバイザーが存在します。

どちらも本質的には、投資家が行う国際分散投資を「代行」しているに過ぎませんので一般的な投資ということができます。ただし、一般的な投資ということですから運用益については課税対象でもあります。

1-2.積立nisaは「少額投資非課税制度」

一方、積立nisaはどのようなものでしょうか。こちらも長期的に利益を出すことを目的とする積立の投資ですが、こちらは厳密には2014年にスタートした少額投資非課税制度という制度の名称です。

シンプルに解説すると、日本国が「少ない金額からでも投資に踏み出せるように、そして将来的により豊かに資産運用をできるように」とスタートさせた制度で、その最大の特徴は20年間もの長い間、投資した金額又はその利益が非課税になるというポイントです。

1か月あたり33,000円ほどまでの投資額であれば、20年間もの間投資したものが非課税になるのです。

さらにその大きな特徴の一つとして、非常に安い手数料というものもあります。

ロボアドバイザーで投資を行うと最低でも年間あたり1%の手数料が発生しますが、積立nisaを利用するとその手数料は0.2%~。

ここが、少額投資非課税制度のメリットです。

ちなみに、積立nisaは日本の国が「旗振り役」となっている資産形成のために行う施策ですので日本在住で20歳以上の方であれば取り組むことが可能です。

しかし、口座開設が可能なのは2037年までとなっていますのでこの時期までに口座を開設することが必要です。

なお投資対象のものについては、厳密には「条件を満たす投資信託等」となっています。

しかしこれは、簡単にいってしまうとロボアドバイザーが投資対象としているものとほとんど変わりません。

1-3.ロボアドバイザーと積立nisaの違いは「税金が引かれないこと」

ロボアドバイザーと積立nisaは、その本質において長期的に利益を上げることで将来の資産運用をサポートするという目的では同じものです。

しかし、ロボアドバイザーの投資と積立nisaでは、その性質に違いがあります。ご紹介した通り、積立nisaの方は少額投資非課税制度の対象となります。

そのため例えば投資によって20万円の利益が出た場合、ロボアドバイザー投資の場合は手数料に加えて40,630円が税金で差し引かれることになります。

これに対して、少額投資非課税制度の対象である積立nisaでの利益が出た場合、その利益から差し引かれるのは手数料のみ。つまり、税金は引かれません。そのまま利益を得ることができるというわけです。

この部分が一番大きな違いではないでしょうか。

2.積立NISAを使うべき人・ロボアドバイザーを使うべき人

2-1.積立nisaの方が良いケースは「毎月投資の投資額が3万円程度の人」

どちらも長期的なスパンで資産運用を目指していくスタイルではあるものの、根本的にコストや税金などの部分で違いのあるロボアドバイザー投資と積立nisa。

それでは、積立nisaの方を利用すべきシーンとはどのようなシーンでしょうか?

積立nisaを使うべきケースとして最も考えられるのは、毎月投資に回すことができる金額が3万円程度までのパターンです。

というのも積立nisaは年間40万円までの投資に対して非課税の措置がとられているものとなりますので、年間40万円をオーバーする投資額になるとこの恩恵を受けることができなくなってしまいます。

40万円という金額を1年間に平均するとおよそ3万円とちょっと。

つまり、このくらいの金額までであれば毎月問題なく投資に回することができる、というケースであれば積立nisaを使用した方が良いということになります。

積立nisaには年間で投資できる金額に制限がある、ということは覚えておきましょう。

2-2.資産運用のためにロボアドバイザーを使うべきタイミングは?

ロボアドバイザーを使うべきタイミングとしてはどのようなものがあるでしょうか。

これはひとえに「積立nisaの年間40万円という枠以上に投資に回すことができる予算を確保できるケース」といってよいでしょう。

単純に消去法ではあるものの、積立nisaの条件に合致しない範囲で投資に取り組む場合はロボアドバイザーを使うことになります。

例えば年間200万円程度の予算を投下できる場合には、積立nisaではなくロボアドバイザーで投資をするのがおすすめです。

その他の投資の手法ということも可能ですが、ロボアドバイザーを使うことによってご自身の時間を浪費することなく資産運用が可能となることから選択肢のひとつとして良いのではないでしょうか。

3.【結論】結局投資をするなら積立NISAがおすすめ

長期的なスパンで資産運用のことを考えるのであれば、積立nisaで資産を運用する方がおすすめです。

なぜならやはり手数料の安さや非課税の期間が設定されているというポイントは大きい存在であり、初心者の方は特に積立nisaの制度を利用して資産運用に取り組むのが良いでしょう。

ただし、今後の長いライフステージ・ライフキャリア形成のことを考えるのであれば、投資に関しての知見や経験を積むのも一つ重要なことといってよいでしょう。

その部分を考えていくと、ロボアドバイザーで投資を行うことで投資に関する経験や知見をご自身に蓄積していくというのも一つの方法です。

「手に職」というわけではありませんが、ある程度まとまった金額を投資に回すことができるのであればロボアドバイザーに助言をもらったり、あるいは投資一任型のロボアドバイザーを利用することで投資に関連する作業を全て任せてしまうというのも知識や経験値を得る、という観点から見ると今後にプラスに働くといって良いのではないでしょうか。

この場合ご自身がなすべきことは定期的にポートフォリオをチェックして、どのような形で投資を行ったのか、そしてどのような形で現在の結果があるのか、という部分を学習することとなります。

また、ライフキャリア形成やライフプランを考えていくにあたり、やはり「お金の生存戦略」について思いを致すことは重要なことでしょう。忙しい毎日の中でも資産運用を考えるなら、投資一任型のロボアドバイザーがおすすめです。

意外と知られていないことですが、実はロボアドバイザーに投資を一任するユーザーの多くは投資が未経験・またはほとんど経験がないという方が多く、実際にそういった方がユーザーの8割を占めるロボアドバイザーが「THEO(テオ)」というサービスです。

運用者数は2018年8月31日の時点で52,466人。

そのうち80%が投資の経験が豊富ではないため、実に41,973人もの人がTHEOで気軽に、そして本人はほぼ「ほったらかし」で資産運用をしていることになります。

パソコンやスマートフォンから手軽にポートフォリオをチェックできるのも、現代ならではの魅力です。忙しい毎日でも、スキマ時間に動向をチェックすることが可能なのは嬉しいポイントでしょう。

また毎月の必要な投資金額は1万円から設定することもできるなど、初心者の人または「資産運用には興味があるけれども、そこまで本格的に取り組むのはまだ経験がなくて難しい」という方でも「はじめの一歩」を踏み出しやすい設計といえるでしょう。

ロボアドバイザーも活用して分散投資しよう

積立nisaは、日本国そのものが長期的な政策の一つとして取り組んでいるものであることから投資初心者や資産運用を少しでもできればそれで良い、という方にとってはおすすめの制度といえます。

しかし、今後長い人生の中で長期的に腰を据えて資産運用に取り組もうという方は、積立nisaの非課税期間である20年を超えて投資に取り組むというケースもあるでしょう。

それであれば初めからある程度の予算を投下してロボアドバイザーで長期的に分散投資を行うというのも一つの方法です。

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